(当センターは、主催の京都木材品質表示制度運営協議体の構成団体です。)
京都の木材業界では、木材の品質性能を的確に表示するための自主的な取り組みとして「京都木材規格」を策定し、京都産木材の品質性能(含水率、ヤング率など)を統一のルールで計測・表示することに取り組み始めました。
今回の講習会はそのための第一歩。統一のルールを木材関連事業者の担当者に勉強してもらためのものでした。

写真は会場の様子。約90名の参加者で会場は満員。熱気ムンムンです。

主催者の京都府木材組合連合会 辻井会長のごあいさつ
午前中は京都木材規格の制度内容の講義(講師:京都府立大学古田准教授、同 佐々木氏、京都府温暖化防止センター 渕上)
午後からは京都木材規格のバックボーンとなる製材JAS規格についての講義(講師:全国木材検査研究協会 清水氏)、
最後に考査を行い講義の内容の理解度を確認しました。

昼休み等の時間を使い、グレーディングマシンの実機を触り、使用方法を確かめてもらっている様子。
*
本日の講習を修了した方々が、今後は責任をもって京都府産木材の品質性能を測定・表示してくださいます。
「共通のルールで品質性能を測定し、同じラベルで表示する」ことで、京都府産木材の信頼性を高め、公共建築物や一般住宅でもっと使っていただけるようになることを期待しています。
(ふちがみ)