2017年06月02日

【トランプ政権のパリ協定離脱への反応】

 ニュースで騒がれている通り、アメリカのトランプ政権が「パリ協定からの離脱」を表明しました。

 言うまでもなく、パリ協定は世界が合意した温暖化対策の「約束」であり、私(木原浩貴)にとってこの離脱表明は到底受け入れられるものではありません。そして、そう感じているのは、私だけではないようです。

○外務省のステートメント
 外務省は、本日(6/2)「パリ協定の実施に向けての日本の強固な意思」を発表しました。

「トランプが抜けようがどうしようが、日本はパリ協定のもとで取組を進める」と表明したわけで、間髪入れずに政府からこのような表明が出たことに私は少し安心しました。

○山本環境大臣の反応
 報道によると、山本環境大臣は、この件に関して「人類の英知に背を向けた」「失望に加えて私は怒りも覚えている」とかなり強く批判をしています。私も全く同意です。

○京都府知事及び京都市長の反応
 山田京都府知事は、「これまでの世界の努力を無にするもので、誠に遺憾。離脱方針を再考し、パリ協定の枠組みにとどまることを強く希望する
」と、門川京都市長は「トランプには『ハート』があり、希望を抱いていた。決定は残念だ」と。

国際的にも、様々なコメントが発表されています。例えば・・・
○ドイツ、フランス、イタリア首脳の連名の声明
 3カ国の首脳は連名で声明を出したようです。「パリ協定は再交渉できない」と。

○国連気候変動枠組条約事務局
 国連気候変動枠組条約事務局も、「最交渉はできない」と声明を出しています。

○フランスの新大統領マクロン氏の動画
 マクロン氏のコメントは動画で閲覧できます。こちらは、日本語訳されています。
 上の動画は短縮されたものですが、下は全てを視聴できます(英語ですが)
 (私は、最後の「Make our planet great again.」にシビれました)
 下は、アメリカの気候変動の専門家たちに呼びかけたもの。
 「よかったらフランスに来て働かないか?」と(←木原の訳が間違っていなければ)

○カナダの首相のコメント
 カナダの首相もこの件に関して「deeply disappointed」としたうえで、引き続き環境保全型の経済発展に取り組むことを表明しています。

アメリカの中でも、様々な反応があるようです。
○ニューヨーク州、カリフォルニア州、ワシントン州の知事がパリ協定を支持して温暖化対策に取り組むための連合を結成
 ニューヨーク州の知事は「今回の無謀な決定によって、アメリカだけでなく、地球全体に破滅的な悪影響が及ぶだろう。私たちは科学と現実を無視することなく、市民や環境、それに地球を守るためのリーダーの役割を果たす」とコメントしているようです。

○テスラモータースのイーロン・マスク氏が大統領諮問委員会を辞任
 パリ協定離脱表明を受けて、テスラのイーロン・マスク氏が、大統領諮問委員の辞任を表明したとのこと.ディズニーのCEOも委員会離脱を表明したようです。

○他にも様々なアメリカ国内企業がパリ協定支持を表明。
 今回の離脱宣言に先立ち、エクソンモービル、アップル、グーグル、マイクロソフト、リーバイスなど、アメリカの様々な企業が、パリ協定から離脱しないよう意見を出しています。

 トランプ政権のパリ協定離脱表明は確かに大きな出来事ですが、個人的には、それに振り回されすぎないことが重要だと感じます。
振り回されないためには、ぶれない立ち位置が必要です。
それは「脱炭素社会に向かうことが、結局は地域社会を豊かにする」という共通認識にほかなりません。
この共通認識を、情報発信と実践の両方によって広めていくことがますます重要になりそうです。
(木原浩貴)

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